紗綾大将のひとり言

皆さん↑は、検針器です

和裁士さんは、仕事に掛る前に準備した針の本数を数えます

縫い終えた後も数えます。本数が足りないと大変です

針が折れて、刺さり血管に入り込むと心臓までとどきます

以前、それで大手術の経験のある和裁士さんに話を聞いた事が有ります

まち針も、中に縫いこんでしまう事があります。

ましてお客様に針をたたせでるなんて、もってのほかです

随分まえですが「おはあちゃんが、仕立てが出来るから」と

おっしゃってお持ち帰りになられたお客様が、縫ってもらったけど

どうも仕立が悪いので、やり直してと　お持ちになられました

その時検針器掛けたんですが、なんと

まち針が１０本出てきました。

本職の和裁士になろうと思えば、５年間学校にいきます

仕立て代は、意味無く高いわけではありません

でも田舎の和裁士さん、相場が安くて御気の毒

皆さん、きものどんどん着て下さい

きもの処　紗綾

一流の和裁士揃えております

（中国・ベトナムの縫製工場など、一切あつかっておりません）