2019年11月20日

きもののお手入れ・丸洗いその3

きもののお手入れ・丸洗いその3
着物を、お召しになった後、皆さんの選択肢はクリーニング店に持ち込む

それか、買った呉服店に持っていくのどちらかでしょう

きもの屋は、着物業界の洗濯屋 「悉皆屋」との取引がございます

悉皆屋とは、着物全般の修正・色差し・洗濯 全てを

いってに引き受けてくれる業界のエキスパートです

汚れの種類を確認し、見合った溶剤と取り掛かる仕事を

その個体に対して的確に選択して、浸み抜き・丸洗い・色足しまで

行います、一番の違いは溶剤のテストと生地の確認と洗剤の洗い出しまで

行うことです  軽く着物の丸洗いの工程をお教えします

1 洗浄 (洗練された有機溶剤により洗浄。油溶性の汚れのみ落とします。)
  毎回蒸留を繰り返し 毎回新品と同じ品質に保ちます。
  使用溶剤 出光社製 低芳香族溶剤(着物にやさしい)アイソールソフト

2 しみ抜き (有機溶剤による洗浄では落ちきれない 水溶性汚れを落とす。)
  ここでは 石鹸 中性洗剤 酵素剤 等使います。
  汗をかいてる着物は、中性洗剤による、汗抜き処理を、行います。

3 仕上げ。 (業務用の アイロン 除湿機能付き仕上げ台により仕上げ。) 
  しみ抜きにより 縮んだ部分の修正 帯ジワ等 仕上げ作業で、
  仕立て上がりのように 整形していく作業です。

4 除湿 最終作業です。 季節による湿度の 大小 また 湿度により、
  折角仕上げ整形した お召し物の型崩れを防ぐために 除湿機により除湿いたします。

5 たたみ 綺麗にたたみ 新しい文庫紙にいれ お届け。


長々と書きましたが、最近クリーニング店のトラブルが頻発してましたので

書かせて頂きました 価格は職人さんの技術料ですから、クリーニング店よりは二割程高いです

しかし、安心と確かな仕上がり・後々のトラブルを避けたいのなら悉皆屋をお勧め致します  

次回は私が実際に経験したクリーニング店の

ビックリ仕事をお知らせしますね

きもののことなら、福岡県田川市の
   「京呉服のおの屋」WEBサイト(こちら)

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Posted by 紗綾大将 at 16:31│Comments(0)きもの
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