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2011年02月10日

きもの雑学その3


    (おぼろ染め襲ね絞り訪問着)
今日はガード加工です

きものに汚れがつかないように、施す加工ですが、

パールトーンとスコッチガードが有名ですね

この防染み加工は基本的には、テフロン系の撥水加工です
通気性を85%遮断します(概算の目安程度です)




一度加工をしたきものは
アフターサービスで染み抜きをしてくれるというもの


しかし、しかしアフターは新反加工がたくさんあってからこそ
最近のご時世では 新たな加工も少なく
どこまでもアフターでとは なかなかいかない

いままできっちり落としてくれていた染みも
お客様負担だったり、染み抜き後の仕上げが
有料化されたり、ここまで不景気の兆しが影響してます

ご自身でベンジンが扱える方には
本当に強い味方ですが、一般の方は
触らない方が無難です 汚れを広げるだけです

ここで問題になるのが 昨日の湯のし
バキュームによる蒸気ふかしで
のし過ぎたきものの場合、ガード加工を
することで 収縮する場合が一部あります

私も 持込品の染み抜きとガード加工を
うっかり承った時、それが刺繍のきもので
かなりの袋が入って、原因究明にかなり学びました

あと加工をしているがために 染み抜きの邪魔に
なることが ごく稀にあります

汚れ防止の加工は きものの利用頻度や
きものの種類、お手入れのスタイルなども
頭に入れて検討してください

うまく使えれば 有難い加工ともいえますね  


Posted by 紗綾大将 at 16:57Comments(2)きもの